ジェベルのバッテリーレス化なんて、ふつうはしないだろうなぁ。でも俺はやってみたいわけよ。
キックスタータ付けても、バッテリーが良くなるわけじゃないからね。どっちみちあがっちゃうんだから、バッテリーなんかいらないわけよ。
ジェベルはバッテリー点火方式だけど、できるんだ、これが。
一般に、バッテリー点火方式では無理だと言われているけど、それを簡単に信じてはいけないってわけね。
市販のバッテリーレス化キットは使わない。高いからね。
自作だよ、自作。
って言っても、「アルミ電解コンデンサ」を一個と、バイクとつなぐための端子を買うだけ。あとはハンダこてがあればOK。たったこれだけ。
特別な回路も必要なくて、バッテリーの代わりにただコンデンサをつなぐだけだよ。簡単でしょ?
市販のキットも、基本的にはほとんど同じだよ。見てくれが違うくらいかな。
アルミ電解コンデンサ |
で、これが電解コンデンサ
耐電圧50V 容量10,000uF 1,200円
ネット通販でも買えるはず。
ちなみに、画像のコンデンサ右端の白いラインは、その側がマイナスだってことを示してます。
取り付けた結果、ちゃんとエンジンかかりました。
いつもどおりに始動したよ。
当然スタータモータは動かないので、キックスタートのみ。時計も狂います。
キーをひねってもメーターやニュートラルライトは点かないけど、キックするとボワって浮き上がるように点きます。
ただ条件がって、ヘッドライトをオフにしないとかからないみたい。ヘッドライトスイッチが必要だね。
エンジンが始動してしまえば、ヘッドライトを点けてもウインカはちゃんと点滅するよ。
これで、ウインカを発光ダイオードにする必要も無くなったぞ。
もしかしたら、10000uFよりも容量の少ないヤツでも大丈夫かも。そのほうが安いよ。
でも容量を下げると、ウインカが点滅しなくなるかも。ま、エンジン回転上げれば点滅するだろうけど。
ちと気をつけねばならないのは、コンデンサ上部に少し空間を開けておくこと。
電解コンデンサは内圧が異常に高まった時、爆発を防ぐため天井が裂けてガスを放出する仕組みになってるからね。
ガスはそれほど有毒では無いようだけど、100度C前後にはなるらしいよ。
バッテリーレス化したら、とーぜんスタータモータはいらない。
スタータークラッチや一部のギアもいらなくなるなぁ。
はずしちゃうもんね。はずせ、はずせ!
けっこう軽量化できるよね。
どお、すごいでしょ?
余談ではありますが、測定中にバッテリーやコンデンサをはずしても、その部分がテスターでつながっているとエンジンは停止しなかったです。
もしかして、コンデンサなんて入れなくても、バッテリーはずして直結しちゃえばエンジンかかるかもしれません。
少なくとも、一度エンジンを始動しさえすれば、バッテリもコンデンサも必要無いのかも知れません。
ただその場合、どんな影響が出るのかわかんないので、実行する場合は注意してね。
バッテリーレスにする前に、レギュレタの点検をしましょう。
特に、何度かバッテリー上がりを起こした車両は要注意。
規格をこえる電圧が電解コンデンサにかかると、破裂する危険性があります。マジで。
▷ レギュレタの点検方法 ◁ |
テスターは、ホームセンターで2000円前後からあります。
レギュレタが壊れていると、瞬間的に200Vを越える電圧がかかることもあるので、テスター保護のために、測定レンジの大きいほうから測ろう。
まだ長時間の走行はしてません。
電子部品検索・情報サイト 夢創館 http://www.musou.net/
秋月電子通商 http://www.akizuki.ne.jp/
千石電商 http://www.sengoku.co.jp/
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