冬の間など長期間バイクに乗らないと、バッテリーが上がっちゃう。はずして家の中においても、かなり弱っちゃう。
そしてヘタをすると、バッテリーが使い物にならなくなってしまう。
そうならないためには、たまに補充電をしてあげればいいのだよ。
でも、充電器って意外と値が張るんだよね。ホームセンターあたりで、最低でも4000円前後、密閉型(メンテナンスフリー)対応だと1万円近くしちゃうからね。
そこで、例によって自作だ。
いつものように、自己責任でネ!
まづはお手軽なキットでやっちゃうのが、いちばんだね、ってことで、
秋月電子通商 http://www.akizuki.ne.jp/
のキットを購入。値段は1000円だ。
秋月電子充電器キット |
ただこれ、電源トランスやケース、バッテリーとつなぐ電線などは入ってないので、別途購入の必要あり。
トランスは20V2A前後の、よく家電製品に付いてるあの黒い四角いやつでいいんじゃないかな。同じ店で1000円前後であるよ。
基板上にトランスを付けたい人は、完全自作編の回路図を参考にしておくれ。
注 意 ! |
トランジスタがさわれないほど加熱したら、やばいです。
充電中は有毒ガスと可燃性のガスが発生するので、屋外でやりましょう。
充電すると気泡が生じたぶんバッテリ液面が上昇するので、補充液は充電後に入れたほうがいいです。
つづく
参考に載せます。
俺は作ったわけではないです。
充電器回路の一例 |
この回路は、YUASAやGSの技術資料に例として載っているやつなので、公開しちゃってもいいはず。
この図のような2個のトランジスタのつなぎ方を、ダーリントン接続といいます。
VRをまわして、充電電圧を調整します。
元気なバッテリーは13.5Vくらいあるので、それ以上の電圧をかけなければ充電されない、ってことです。
AC入力 | 22V 0.8A |
DC出力 | 13.68V 0.5A |
C1 | 50V 470uf |
C2 | 1000pf |
IC | uA723C |
Tr1 | 2N3055 |
Tr2 | 2SC1815 |
R1 | 1/4W 8.2kΩ |
R2 | 7.5kΩ |
R3 | 3.9kΩ |
Rsc | 2W 1Ω |
Si | 100V 2A |
VR | 2kΩ |
Rsc=セメント抵抗
VR=可変抵抗
Si=ブリッジダイオード
ブリッジダイオードは、回路図のとおりに4個の整流用ダイオードを組んでもOK。
トランジスタやダイオードブリッジは、同等品でも大丈夫。
トランスは、バッテリチャージャ用トランスがいいようです。トランスの出力は、20V2Aです。
R3を5kΩくらいの可変抵抗(VR)にすると、充電電流(アンペア)を調節できるようです。
Rscを5Ωにすると、出力が0.1Aになります。
トランジスタが手で触れないくらいに発熱する時は、放熱板を付けましょう。そんな時はトランジスタを基板上に取り付けないで、ケースなどに取り付けてリード線で配線したほうが良いです。
回路自体も放熱板の役目をするので、あまりコンパクトに作らないほうが良いかもしれません。