Starter Relay
スターターリレーを簡単に言うと、電磁石を利用したスイッチ。ソレノイドという部品も、ほぼ同じです。
つまり、スターターモーターのスイッチ。
スタータースイッチは、スイッチをオンするためのスイッチってこと。
なんでわざわざこんな面倒なものを使うかと言うと、配線を簡素化するためです。
スターターモーターには、大電流を流さないとエンジンは始動してくれません。そのためには配線を太くして、電流が流れやすくする必要があります。
もしリレーが無いと、ハンドルにあるスタータースイッチまで太くて硬い配線を引っ張って来なきゃなりません。
そこで、ハンドルにはリレーを動かすスイッチを配置し、実質的なスターターのスイッチはバッテリーとスターターモーターの近くに置き、配線を簡素化しています。
線材(コード)って、意外と高いです。
リレーの仕組み |
GSX750S リレー分解 |
スタータースイッチを押すと、リレー内の電磁石に電気が流れ接点を動かします。
すると今まで切断されていたバッテリーとスターターモーターが導通して、スターターモーターは回転を始めます。
スタータースイッチを切ると、接点がリターンスプリングにより押し返されて、再び切断されます。
右図は、GSX750Sのだけど、どれも似たようなもだと思う。
実際の配線では、リレーとスターターモーターのマイナス側リード線は、フレームかエンジンへアースされているので有りません。
で、もう気づいたよね?
リレーが壊れても高い純正部品を買う必要は無い
ってことをさ。
GSX750S リレー分解 |
リレーの代わりに、ただのスイッチを付ければOK。
でもその場合、ハンドルにあるスタータースイッチは使えなくなる。
また、キーが無くてもスターターモーターを回すことができてしまうことへの対策も必要かな。
ロックしない(手を離せば戻る)タイプのスイッチで、電流にじゅうぶん耐えられるものにしてね。15V・15Aは最低限ね。ヒューズに合わせるといいかも。
これで一応は終わり よくわかるといいんだけど、けっこう難しいよね。
それから、バイクによって違いがあるから、気をつけてちょーだい。
スターターモーターは5秒以上連続してまわし続けちゃヤバイ。エンジンがかからなくても、5秒経ったらいったん止めて、またまわそう。そうしないと、スターターモーターやリレーが焼けちゃうよ。
モーターは高いぞ。