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シグナルジェネレータ
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シグナルジェネレータ |
Signal Generator
点火タイミングを決める基本の信号を出すところ。
クランクシャフト右側にある場合が多いけど、見当たらない場合はオルタネータと同じところにあるかも。
これもオルタネータと同じように、コイルと磁石を利用して信号電流(交流)を発生させています。だからジェネレータ″って呼ばれます。
タイミングロータ(CDIロータ)と、ピックアップコイル(パルサーコイル)の、二つの部品から構成されています。
画像はGSX750Sの4気筒エンジンの物で、黒いピックアップコイルが中央のローターの両脇にひとつづつ付いています。
右側が2・3番、左が1・4番用のコイル。
画像では隠れて見えないけど、黒いコイルの近くに見える2本のマイナスビスで、磁石も固定しています。
このシグナルジェネレーターを固定するための3つのネジ穴は長穴になっていて、だいたい5度くらいはタイミングをずらせます。
また、中央のローターの突起は固定されていなくて、遠心力で30度ずれるようになっています(この仕組みを、アドバンサーとか進角装置と言います)
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ピックアップコイル |
タイミングロータ(Rotor)はクランクシャフトに直結されていて、グルグル回ります。
こいつが回ることによって磁界を変化させ、ピックアップコイルに信号電流(当然交流)が発生する。つまり、発電機ってわけです
ローターの突起部分がコイルの横を通過した時に、コイルに働く磁力線の強さが変化し、それにともないピックアップコイルが発生させる電流も変化し、その電流の変化をイグナイタやCDIが信号として捉えます。
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アドバンサ(進角装置) |
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ローター |
CDIじゃないバイク(機械式進角)は、このローターに進角装置(Ignition Advancer、アドバンサ、クランクシャフトが回転する遠心力とリターンスプリングを利用して、エンジン回転数によって点火タイミングをずらす装置)が付います(無いバイクもある)
ローターをずらすかコイルをずらすと、そのぶんだけ点火時期もずれます。
写真上側のローターはネジ穴が長穴になっていて、ずらせるようになっているでしょ。
CDI(電子進角)は、ユニットの中にあるマイコンのプログラムによって、進角がなされます。
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