ハヤブサのリアショック |
今までは、'99GSX-R750(たぶん)のリアショックを使ってました。こいつ普段は良いんだけど、北海道ツーリングの際に重い荷物も加わったためか、100km/h超のコーナリングで底突きすることがわかりました。ま、軽量なGSX-Rのリアサスなんだから当たり前ですけどね、けっこう怖いです、底突き。
そこで、もうちょっと重いハヤブサのリアサスが良いのではないかと思い、ヤフオクで3,500円で落札し、装着することになったのであります。
ヨーロッパでの高速ツーリングを念頭において設計された(たぶん)バイクのサスなら、根性を見せてくれるでしょう!
9月に北海道ツーリングを予定しているので、効果があるのか無いのか、そこではっきりするでしょう。
ついでに、山が無くなったタイヤもホイールごと交換しました。車検も近い(来週)ので、けっこうあせってます。
ハヤブサとGSX-R750のリアサス |
上がハヤブサ用、下がGSX-R750用です。
ハヤブサ用は、自由長約325mm・スプリングφ12.8mm
GSX-R用は、約320mm・φ11.1mm
バネの太さ、巻き(ピッチ)の緻密さから、かなり強そう。スプリング単体の自由長は、GSX-Rのほうが長そうです。
ネジ穴径、その長さ等は両者とも同じで、何の変更、加工無く取り付けられます。
一番上に写っているのは、スプリングプリロード調整の時に、ロックナットを回す工具です。1,500円くらいから各種サイズあり。
リアアクスルナットを緩める |
いちばん最初に、各ボルトを緩めときます。リフトアップしたままやると、不安定で危ないです。
と言うのも、リアアクスルは、長さ300mmのレンチでなきゃゆるまないくらいのトルクで締め付けてあるからです。とーぜん、がっちりした工具でなきゃゆるみません。逆に言えば、そのくらい強く締め付けなきゃならないところです。車載工具じゃゆるまないかもしれません。もし車載工具で取り付けたなら、増し締めが必要でしょう。
それから、意外と知らない人が多いのですが、基本はナットを回します。ボルトは空回りしないようにするだけです。ですので、モンキーレンチを使うとしたら、ボルト側で空転止め程度です。ナットを回すのはソケットや眼鏡レンチでやります。ゆるみ始めたら、ラチェット工具を使うと楽で速いです。
どちらの回転方向に力がかかるかで、右側からボルトを差し込むのか左からなのかを決めますが、工夫しないとマフラーがじゃまになってボルトを差し込めないこともあります。ナットと接触してサイレンサが削れる場合は、サイレンサ側からボルトを差し込むと良いです。
ジャッキでリアを持ち上げる |
ごく一般的なクルマ用のジャッキです。解体屋で、500円前後から。フレーム等を傷つけないように、ボロ布を当てます。いぼ付き軍手なら、滑り止めになる(かもしれない)
このくらい後ろを持ち上げないと、前輪が上がっちゃうこともあり。
センタースタンドを使えばもっと安定しますが、排気管がじゃまで・・・
フロントホイールには木片などを使って、前後に動かないようにしておくと安全です。
リアショックの交換は、意外とあっさり終了しました。横から抜けたので、色々とはずす部品が少なく、あっけないほどでした。
新しいリアタイヤ |
このタイヤ、ホイールに付いた状態でヤフオクで3,500円。ホイールは相変わらずGSX-750RFのもの。この形がすきなのだよ。ついでに、18インチってとこも。この年代のバイクには、17インチは合わないのさ。
タイヤ表面のラインもイボイボも付いてて見た目は新品ですが、落札したのは2年ほど前で、実際にどのくらい経過してるかはわかりませんが、少なくとも表面はカチカチで、ちと怖い。
ローターとスプロケットは付いてないので、移植しました。ディスクローターのボルトが、やけにあっさりゆるんだのには、ちょいびっくり。ゆるみ止めが塗ってない・・・そーいえば俺がいじったんだっけ・・・
で、思わぬトラブルが発生!
なんと、タイヤのローテーションが逆向きだった。仕方ないので、近所のバイク屋でひっくり返してもらうはめになってしまった。もちろん、有料・・・
中古タイヤ付ホイールを買うときは、注意しましょう。
今回使った工具達 |
ボルトとナットで留まっているとこが多く、その上セルフロックナットが多いもんで、やたらと工具を使いました。
リアショックを留めているボルトは奥まったところにあるので、T字形ハンドルは必須でしょう。
ブレーキディスクがあっさりゆるんだと書きましたが、それはソケットレンチと長いハンドルを使ったからで、L字の工具では苦労すると思いますし、それくらいしっかり締め付けてないとまずいです。なぜなら、ブレーキローターはボルトで締め付けたことによる摩擦で固定されるからです。
この他、ウェスやグリスも使います。
組立てる時には各シャフトにグリースを塗って、サビによる固着を防ぎましょう。じゃないと、数年後に泣きを見るハメになるかもよ。