まずは、この状態からスタート。
リフトは、クルマ用のジャッキとCチャンを利用して作りました。
安定性が、いまいち。
倒さないように注意しながら、ジャッキをちょっとずつ下げて行って・・・
一連の作業中最も力が必要だったのが、フレーム前側を持ち上げた時です。それでも、片手で持ち上げたままジャッキをどかし、角材を下に入れることができました。
ひとりでこのエンジンを持ち上げるのは不可能に近いですが、どこか1点でも接地していれば、その反対側を楽に持ち上げることができますよ。
エンジンは前に傾いているので、後ろは楽勝で持ち上げられます。
ジャッキが倒れないように注意しましょう。
とりあえず、角材の上に乗せました。
この時、フレームではなくエンジン(オイルパン)が下についているだけの状態になります。
つまり、エンジンがフレームに乗っていると言うよりも、フレームがエンジンにぶら下がっている状態です。
もしもの場合に備えて、周囲にも木片や板を並べておくと、多少は安心できるかも。
この状態で、エンジンを固定しているボルトやナットは、全部はずしてしまっても良いでしょう。
意外と楽に緩んだので、ちょっとびっくり。
横倒しする前に、エンジンのでこぼこに合わせて、角材を並べときます。
ベースは、お風呂のすのこを半分に切ったやつ。
ゴロンと横倒し。
簡単でした。
この時点でオイルクーラーをはずしていないのは、明らかな失敗。
あわててはずして、オイルをぶちまけることになった。
それにしても、オイルラインのフィッティングは目立ちすぎ。
あとでマジックで黒く塗っときましょう。
最後はフレームを持ち上げて、終了。
真っ直ぐ上に持ち上げます。
引っかかったりせずに、考えていたよりも、すんなり抜けました。
引っかかりやすいとしたら、オイルエレメントのカバーとそのスタッドボルト、エンジン後ろ下でフレームにつながるところくらいです。
フレームって、けっこう重いのね。
エンジンが乗っているのは、前述の残りのすのこの下に、何かの家具からはずしたと思しきキャスターを付けた、台車みたいなもの。
ギリギリ重さに耐えている状態です。
エンジンは前側に倒れやすいので、移動さす時はちょっと気をつけねば。
全体を通して、思っていたよりも力技は必要無く、ずっと簡単でした。
バカ力なんて、まったく必要ありませんでした。
俺は痩せていて明らかに筋力は弱いので、平均的な男性ならばもっと楽にできるでしょう。
続いて、エンジンの載っけ方
スタート位置です。
この状態である程度安定するように、角材などを入れときます。
ボロ布を総動員して、フレームをかぶせます。
トレーナー等の、ある程度生地が厚いものでなければ、傷を防げません。
立たせたり横にしたりしながら、エンジンを固定。
マスキングせずに塗装したので、タップでネジ穴に付いた塗料を落としてからボルトをねじ込む。
この段階では、ボルト・ナットはまだ仮留めです。
しゃちほこみたいに前に倒して、センタースタンドを取り付け。
スタンドが後ろにずれないようにブロックを置いて、スタンドで後部を立たせたら、ヘッドパイプあたりを持って一気に前を持ち上げて、ビールケースを下入れて、その後ジャッキを入れました。
じゅうぶん、ひとりでできます。