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ブレーキフルード交換
Apr.3.2008
Last Updated Apr.4.2008

 4月になって値下げされた自賠責保険に2年ぶりに加入し、今シーズン初乗りだぁぁぁと走り出したところ、ブレーキの効きが甘くて危うく国道に飛び出しそうになり、しぬかとおもた。
 国道ぺったんなんて、カエルかネコだぜ。
 改めて点検してみると、ハンドルバーにくっつくまでブレーキレバーを握って、やっとこさブレーキが効きはじめる有様。
 いくらユルイわたくしとしましても、これではあまりにもひどすぎるということで、いっちょ整備でもしてやろーかって事に。

ブレーキパッドの点検

ブレーキパッドの残り

 ジェベルはブレーキパッドが点検しにくいです。
 アタマがドロだらけになりそうです。
 パッドの残りは、2ミリほど。
 いつ交換したのか、新車で買ってから交換したことがあるのかないのか、今となってはもうわかりません。
 もしやパッドが減りすぎて、ピストンがこれ以上繰り出せなくなっているのではと思いましたが、そんなことはありません。ブレーキは、パッドのベースの鉄の部分をこすり付けてでも停めるようにできてます。
 ってことは、やはりあれか・・・
 よく見ると、ピストンのダストシールもそろそろ限界です。


いざエア抜き

エア抜き

 ってことで、エア抜き。
 きわめてオーソドックスな方法で、エアを抜きます。
 リザーバータンクがなるべく水平になるようにハンドルを動かし、ブリーダーボルトにレンチをはめてからチューブをくっつけときましょう。
 次に、レバーを数回ニギニギしたあとギュッと握ったまま、ブリーダーボルトをさっと緩めて、レバーがフルストロークした瞬間にボルトを締め、チューブに出てきたブレーキ液や気泡が元に戻らないようにします。
 出てきてのは、1ミリ弱の小さな気泡が2個でしたが、これであそこまでブレーキの効きがあまくなるとは・・・
 おそるべし、空気!
 それにしても、汚いブレーキ液。
 コーヒーかごま油かってくらい、熟成がすすんでいました。
 蒸留したらブランディーになるでしょう。


ブルジョア用ツール登場

便利な道具

 こんなこといつまでもやってられるかぁ、地道にやることが不得意な俺は、すぐに便利な道具を取り出します。
 なんて合理的なんでしょう。
 画像の道具は、「マイティバク」という、いかにもアメちゃんあたりが考え付きそうな道具です。
 この道具のレバーをシュコシュコして、途中のタンクの中の空気を抜いておくと、簡単にブレーキ液が抜けます。このとき、ブリーダーボルトを緩めすぎると、そこから空気を吸ってしまって効率が落ちます。
 いちど使うと、二度とシャンプー容器のポンプなんて使う気がしなくなります。
 でも、最後の”シメ”は、伝統的な方法で。
 ゴマ油が、たくさん採れました。


いきおいあまって、ブレーキフルード交換

リザーブタンクの中

 いい気になって便利なものを使っていると、いつの間にやらリザーブタンクの中がすっからかんになって、またブレーキライン内に空気が入ります。
 仕方なく、ブレーキ液を交換することに。
 使用したのは、ホンダの「ウルトラDOT4」
 片押しキャリパーは、楽でいいね。対抗ピストンだと、同じ事を2回繰り返さなきゃならない。さらにダブルディスクなら倍。
 タンクのふたを開ける時にはドライバーを思いっきり押し付けないと、簡単にネジをなめてしまうので注意。ってことは、バイクが倒れないような位置で作業をしろってことです。
 タンク内に残ったブレーキ液は、テッシュ等で吸い取ってしまうと楽です。その際にも、ブレーキ液が他の物に付着しないように注意。いちいち手を洗うくらいの慎重さが必要です。


使用した工具類

使用した工具類

 ドライバーは、リザーブタンクのふたを開けるために。
 8ミリのレンチは、キャリパーのブリーダーボルト用。
 あと、ブレーキ液の飛散対策として、ボロ布を使いました。燃料タンク全体と、ブレーキ液タンクの周囲をしっかり覆える大きさが必要です。
 ケミカル類はヤマハブランドを使うことが多いのに、何で今回はホンダなのかというと、たぶんその時これがいちばん安かったのでしょう。
 ひと昔前は、メーカー指定のブレーキ液はDOT3だったのに、いつの間にやらランクが上がってます。
 


反省点

 今思えば、リアブレーキもやるべきだった。
 
 そもそも、ブレーキ系統のオーバーホールが必要

よゐ子のおやくそく

 ブレーキ液は非常に強い腐食性があるので、ボロ布などで周囲を覆いつくしましょう。
 ブレーキ液がかかると、塗装は簡単に剥げ落ち、メッキも錆びます。
 また、ブレーキ液は吸湿性が強いので、よく晴れた湿度の低い日に作業しましょう。


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