分解されたメーター |
ふつーはよーしまへんがな、こないなこと。
だいいち、メーターは分解しないことを前提に作られています。
わややで!
使い捨てですよ、使い捨て。
でもねぇ、長年使ってると、ガラスの内側が汚れたり、メーターの針が折れたりと、色々あるわけですよ。
俺の場合、それらに加えて距離計が動かなくなっちゃったんですよ。速度計と回転計はちゃんと動いてるんですがね。
新品買ったら高いからねぇ、もし自分で直せる範囲ならやりたいわけですよ。
分解してみたかっただけ、ってのもあるんですが。
ちなみに、速度計だけでも車検はOKです。その他は検査しないですから。
できれば、LEパネルってーのを使って、発光する計器盤を作ってみたいです。
分解式で、部品をバラで売ってくれればなぁ。
リアサスも、細かい部品バラ売りしないもんなぁ。
メーター周辺部断面 |
右がメーター周辺部の断面図です。
図では複雑そうに見えるけど、実際に分解してみると単純です。
カバーをはずてパッキンを取り、オレンジ色で描いてある「リム」を、裏側からマイナスドライバー等で慎重に起こしていけば、分解することができます。
リムを一気に起こそうとすると、切れたり変形して元に戻らなくなるかもしれません。3周はするつもりで、少しづつ起こしていってください。
リムと本体ケース、それらより内側にある部品はアッセンブリのみで、単体では買えません。
注意すべき点は、
針にふれないこと
メーターパネルにふれないこと
以上2点ですです。
長年使用したメーターは太陽光線の影響で、塗装と材質がとてももろくなってます。
ふれただけで針が折れ、汚れを軽く拭いただけでパネルは色落ちしちゃいます。
750とSRより前の人は、マジで注意ね
メーター内部と固定の具合 |
内部は、だいたい左のようになっています。
ケース底面にある、計4つのビスとナットをはずすと、ケースをはずせます。
針を取るともっと分解できるんですが、これが取れない。無理したら、軸が折れてしまった(笑
本体ケースに、「1400REV=1km」と書いてあります。
これは、メーターケーブルが1400回転すると距離計が1km進むこと、そして毎分1400回転で時速60kmを示すことを表しています。
クルマも含めて、ほとんどのメーターはこの規格に沿って作られているはずです。つまり、ホイールをその中心部にあるメーターギアとセットで使えば、メーターはそのまま使えると言うことです。
ホイールやタイヤ径の違いは、メーターギアで調整してるんですね。
デジタルメーターでも、ケーブル式のものはこれといっしょのはず。そーでないものは、知らない。
速度警告灯の基盤 |
750Sのスピードメーターには、速度警告灯用の基盤がついてます。
内部の歯車が磨耗すると距離計は動かなくなり、修理代5万円コースです。こうなると、新品買ったほうがいいですね。
いくつかの歯車は金属製なので、サビるといっそう磨耗が進行します。心配な人は、グリスでも塗っときましょう。
ニュートラル、シグナル等のインジケータライト類のレンズは、ただはめてあるものを計器盤で押えているだけです。
針を取らないとメーター本体もはずせないんだけど、針が取れない。無理したら、シャフトから折れちまった。
右下に回転計の基盤 |
なんだかんだとやってはみたものの、自分では修理不能ってことがわかっただけ。
あ〜ぁ。
けっきょくは、予備のメーターと交換することに。こんな日がいつか来るだろうと、10年も箱に入れてしまっといたヤツです。
もちろん、走行距離くらいはちゃんと合わせて。
ここに、プロによるメーターレストアの模様あり