GSX750S KATANA FRAME REINFORCEMENT |
エンジン載せたままで溶接OK |
モノサス化により力のかかり方が変わったので、ちょいとフレーム補強なんぞを。
やみくもにやるとかえって操安性を損ないますが、やみくもにやってます。ヨシムラのレーサーの補強を参考にして(パクって)ます。
エンジンをしっかりと固定し、ピボットシャフト(スペーサー・ダストシール等も含む)を締め上げた状態で溶接したほうが良いです。
そうすれば、完成後にマウント位置がずれててエンジンが載らないなんてことを防げます。
けど、ピッタリしすぎるとアーム装着時に苦労するので、薄いワッシャを1枚追加しておくと良いでしょう。
エンジンやピボットシャフトを取ると、フレームは数ミリ広がります。この状態で補強をすると、フレームが広がったままで固定されてしまうおそれあり。
さらに、溶接時の熱によるフレームの変形も有り得ます。
ちなみに俺は、エンジンは下ろさずにやりました。防炎素材でできた溶接用の養生シートで覆いました。
本来ならば、フレーム補強前に測定・修正の必要があるわけですが(某バイク屋推奨)、
そんな金は無い。 |
ヘッド部の補強 これでもケーブルや配線は通る |
「ボックス化」っちゅうヤツです。単純に曲げただけではこうはなりません。3次元に曲げました。左右同じに鉄板を曲げるのは苦労した(俺が苦労したわけではない
2枚に分ければ、もう少し簡単になると思います。
なるべく補強板がフレームパイプのセンターに乗るようにします。
ハデに補強を入れると、配線・ケーブル類・オイルクーラー・ホーン等を取り付けられなくなるので、注意が必要です。
配線とフレームの摩擦、ケーブルの動きにも気を使いましょう。
4mm厚くらいの鉄板でやりましたが、もう少し薄いほうが良かったかも。
組み立てると見えなくなるので、見せびらかすことはできません。
中に妖精が住んでます。
トップチューブの補強 |
ここもハーネスやケーブルを通すことを考えて、補強を入れます。
背中合わせになるくらいに、左右の間隔を詰めたほうが良いです。
90度コーナーの部分は斜めに切り落として、隙間を空けとくほうがいいかもしれない。
ケーブルや配線を傷つけないように、切断面は丸めておきましょう。
1枚物の補強板は、俺が切り出してます。
俺みたいなトーシローがやると、切りすぎてかなり無駄にします。
左右同じもの作ってしまい、さらに無駄にしてます。
カーブしているところの補強 |
フレームパイプの曲がりがきついところも補強します。
両端が他の補強と重なるようにします。
補強が大きすぎると、キャブを付けられなくなります。
端まで溶接できるように、ちゃんと合わせましょう。
カバーに隠れるので、ここも見栄は張れません。
電装品ホルダープレートは、もう付けられませんね。
仮付けする時、素手で支えてました。
熱いの何のって。
感電による死亡例があるので、よゐ子はちゃんと皮手袋をはめよう!
電圧は低いですが、アンペア値がすごいです。
ピボット部の補強 |
カタナではもっとも一般的な補強ですね。見栄を張れるし。
最低限、スペーサーやダストシール等をはめてピボットシャフトをしっかりと締め上げた状態で溶接しましょう。
モノショック化すれば必要無さそうですが、いちおね!
上下面の両端は、溶接しないほうが良いかも。
実はこの手の角パイプには合わせ目があり、時間が経つと目立ってしまうことがあるので、よーく見て合わせ目が内側になるようにすると良い。
ガセット? 何それ?
面倒なので、角パイプ。
もう少し上のほうに補強を入れれば、スタックした時のハンドルになってとっても便利!
シートレール部の補強 |
ここも、モノサス化したら必要ないかも。
レイダウンされたカタナは、このあたりに補強を入れます。
泥除けとの干渉に注意。
それにしても、ちょっと厚すぎたなぁ。
そこらにあるフラットバー(板棒)をテキトーに使うと、こういう結果になります。
そう、その時の俺にはもう、重い鋼材の下にあった板棒を取り出す気力が無かったのです。
こんだけ補強しても、フレーム後端を持って力を入れると、シートレールはかなりねじれます。
みんなも、やってみてねぇぇぇぇ!
次は、マフラーの短縮かな
長く跳ね上がったのは、個人的に好きではないので・・・