温泉、いいよね〜。 ソバ食った時と同じくらい、日本人でよかったなぁぁぁぁぁ、って思うよね。 特に寒い時のバイクツーリング先で入る温泉は、まさに極楽、ゴクラク、って、2回続けて言っちゃうよな。
聞いたところによると、日本には3千以上の温泉と3万にも及ぶ泉源があるとか無いとか。 こんなに多いとどこにはいるか迷っちゃうけど、できればなるべくいい温泉に入りたいというもの。
じゃぁ、いったい良い温泉ってのは何なのか?って考えて選んだのが、この「私撰 温泉TOP30」です。
何を持っていい温泉と言うのかはそれぞれ違うので、あくまでも「私撰」ってことです。
では最初に、その選択理由から。
「温泉成分分析表」が明示されているか
これが無かったら温泉ではありません。 なのに温泉だと偽り入浴料を取れば、詐欺罪が成立するかもしれません。
また、誰もが見られるように、きちんと明示されていなければなりません。
これは法律で定められています。
いつの温泉成分分析表か
いくら温泉成分分析表が明示されていても、何十年も前に分析されたものの場合、現在はどうなのかという点が気になります。
源泉との距離
源泉に近ければ近いほど効能が高い、というのは定説のようです。
「温泉成分分析表」はあくまでも源泉での調査結果なので、湧出点から離れるほど成分が酸化・気化・沈殿して変質することが考えられます。
分析表に記されている湧出場所は、遠くからパイプをつないで引いているのかその場で湧いているのかを知る上で参考になります。 遠くからタンク車で運んでいるところさえあります。
酸性泉では金属が腐食しやすいので、配管から金属成分が溶け出します。 合成樹脂のパイプを使えば、お湯が高温になるほど樹脂の成分が溶け出しやすくなります。
以上のことから、
浴槽が源泉の真上にあって湯船の底から温泉が湧き出しているのが、最高の温泉である
と考えています。
温泉の温度
泉温は、湧かしているかどうかを知る上で重要です。
たとえば、源泉温度28.℃、使用位置42℃とあれば、42℃まで沸かしているということです。
その逆に、高温のため水を混ぜて温度を下げていることもあります。
温泉の湧出量
湧出量は記載されていないことがありますが、循環式か掛け流しかを判断する材料になります。
毎分数リットル程度の湧出量では掛け流しできません。数百リットルあったとしても、多数の施設で共用していたり巨大な浴槽だったりすると、水でうめていたり循環式だったりする可能性があります。
循環式の場合は殺菌する必要があり、塩素や紫外線を使用しているので、温泉は変質してしまいます。
自噴か動力汲み上げか
地下100メートルごとに温度は2度ずつ上がるので、地下1000メートルから一気にくみ上げればそれだけで20度になる計算です。
汲み上げの場合、当然金属や合成樹脂の配管を通過するので、その過程で変質します。
飲めるかどうか
飲泉は源泉でしか許可されないので、飲泉可能な湯は源泉だということになります。