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抵抗器 |
回路に流れる電流を制御します。
部品に極性はありません。
電気を熱に変えて消費するので、電圧、電流が減少します。
抵抗は、電圧と電流に密接な関わりがあるのです。
色 | 数値 | 倍率 | 精度 |
黒 | 0 | ×1 | |
茶 | 1 | ×10 | |
赤 | 2 | ×0.1k | |
橙 | 3 | ×1k | |
黄 | 4 | ×10k | |
緑 | 5 | ×0.1M | |
青 | 6 | ×1M | |
紫 | 7 | ×10M | |
灰 | 8 | ||
白 | 9 | ||
金 | ±5% | ||
銀 | ±10% |
抵抗値は数字で書いてないので、しょーがないから「カラーバー」を読みます。
4本の色帯があり、金や銀の帯を右にして見て、左側のの2本が数値を、次の1本は乗数を、一番右は精度を表しています。
カラーバーが5本や6本の製品もありますが、今回は、パス(笑
例)
カラーバー |
第1帯:黄→4
第2帯:紫→7
第3帯:赤→×0.1k
第4帯:金→精度±5%
以上をまとめると、47×0.1k=4.7kΩ
に、なるハズ
直列接続 |
こいつは簡単
ただ足せばいい
並列接続 |
こっちは、ちょい面倒。
掛け合わせた答えを、足した結果で割る、っちゅーことだね。
R1=20Ω、R2=60オームの場合、
直列なら、80Ω
並列だと、15Ω
並列にすると、ずいぶん抵抗値が減るよね。
流れる川が2本になった、って考えると、なんとなくわかる気がする。
すべての抵抗値が売られているわけではないので、こうやって細かく抵抗値を調整するんだね。
これだけはおぼえときましょ。
知らないと、どーにもなんない。
ゲロ基本。
たとえば、
20V = 2mA × 10kΩ
20V = 200mA × 100Ω
ってな具合になります。
次に、20Vの電源で、2V 20mAの発光ダイオードを使いたい場合は、
と、式を変換して、
下げたい電圧が18Vなので、
R = 18V ÷ 20mA
と、なり、
求める抵抗値は、900Ωっつーことです。
次は、電力(W・ワット)です。
電力を求める計算式は、
例をあげると、
192W = 16A × 12V
150mW=10mA×15V
などとなります。
ところで、抵抗には最大消費電力の上限があります。
これを越えると、焼き切れちゃいます。
抵抗で消費する電力の求め方は、
P = I ・ E、だから、
これをオームの法則
I = E / R、と合わせて、
W(電力ワット)=V(電圧ボルト)÷R(抵抗Ω)×V(電圧ボルト)
つまり、
ってことになります。
これ、知ってるとけっこう便利。
たとえば、1kΩの抵抗を20Vで使う場合、
P = I × 20V
I = 20V ÷ 1kΩ
このふたつの式をあわせると、
P = 20V2 ÷ 1kΩ
つまり、
P = 202 ÷ 1000 で、
400mWに耐えられる抵抗、余裕を見て1W級の抵抗を使いましょう。
買うときには、くれぐれも注意してね。
分 圧 |
左のような回路の場合、
VOUT=(V/R1+R2)×R2
で求める事が出来ます。
実際に数値を入れて計算すると、
VOUT=(12V/9Ω+3Ω)×3Ω
=3V となります。
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