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まずは、データを手に入れよう!
これが無いと始まらない。
バイクで言えば、マニュアルだね。
データシートを見ているだけで、わかった気にさしてくれる(笑
データの主な入手先は、
トランジスタ
Transistor
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トランジスタ |
微弱な電流を増幅する増幅作用と、スイッチング作用があります。
B(ベース)にある一定以上の電気が流れると、C(コレクタ)、E(エミッタ)間がつながり矢印の方向で電気を流すようになります。この働きをスイッチに利用します。
接点が無い(無接点スイッチ)ので磨耗せず、メンテナンスフリー化ができます。
2SAと2SBは、エミッタ→コレクタ、エミッタ→ベース方向に、
2SCと2SDは、コレクタ→エミッタ、ベース→エミッタ方向に電流が流れます。
トランジスタは一般的に名前のつけ方が決まっています。
pnp型とnpn型では、まったく逆方向に電流が流れます。
規格を越えた電気を流すと、壊れます。
| NPNトランジスタ |
| ベースにプラスの電圧がかかると、ONします。 |
2SC××× | : | 高周波用(低周波用にも使える) |
2SD××× | : | 低周波用 |
PNPトランジスタ |
| ベースにマイナスの電圧がかかると、ONします。 |
2SA××× | : | 高周波用(低周波用にも使える) |
2SB××× | : | 低周波用 |
規格表の見方
| VCBO | : | コレクタ(C)とベース(B)間に掛けられる最大電圧 |
VCEO | : | コレクタ(C)とエミッタ(E)間に掛けられる最大電圧 |
VEBO | : | エミッタ(E)とベース(B)間に掛けられる最大電圧 |
IC | : | コレクタからエミッタに向かって流せる最大電流 |
IB | : | ベースからエミッタに向かって流せる最大電流 |
PC | : | 連続して消費させることができる最大コレクタ損失 |
hFE | : | エミッタ接地での電流増幅率(IC÷IB) |
計算の仕方
ベース電流とコレクタ電流との間には、
IC = IB × hFE
コレクタ電流 = ベース電流 × 電流増幅率
という関係があります。
つまりコレクタ電流は、ベース電流のhFE倍流れるわけです。
hFEが200の場合、コレクタ電流が1A流れている時のベース電流はたったの5mAです。
そしてベース電流が6mAに増加すると、1.2Aが流れる、ということになります。
最大規格(2SC2383の場合)
項 目 | 記 号 | 定格 | 単位
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---|
コレクタ・ベース間電圧 | VCBO | 160 | V
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コレクタ・エミッタ間電圧 | VCEO | 160 | V
|
エミッタ・ベース間電圧 | VEBO | 6 | V
|
コ レ ク タ 電 流 | IC | 1 | A
|
ベ ー ス 電 流 | IB | 0.5 | A
|
コ レ ク タ 損 失 | PC | 900 | mW
|
・このトランジスタはVEOの最大電圧が160Vだが、余裕をみて80V以下で使う。
・最大1Aまで流せるが900mWの損失までだから、16Vで使ったとすると 900/16=100 で、56.25mAまでに抑えておく必要がある。
・hFEが300だったら、ベースに流す電流は 56.25÷300 で、0.1875mA以下にする必要がある。
「足」の判別
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リード線の見方 |
トランジスタは、型番が印字してある面を手前にして見ます。
中には例外もあるので、メーカーHP等で確認してね。
「Y」は、hFEの変動の幅を示しています。
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