スイングアームの加工

スイングアーム

ピボット部

1. フルフローターサス用の突起を切り取る（補強板まで切り取らないように注意）
2. サス取り付け用のボスを溶接する（ボス込みで15000円だった）
3. ベアリングを抜き（ベアリングプーラーを持っているバイク屋に頼むと良い)、ピポッド部両端を切り詰める（俺の場合は4.5ミリずつ）
4. スイングアームのピボット部を切り詰めた分、ベアリングを厚みの少ない（短い）物に交換する
5. センタースペーサーの片側を、ピボットを切り詰めた分（4.5+4.5）に合わせて短くする
6. ピボットシャフトの径はR750も750Sも同じだが、長さが足りなくなるので750S純正を使用します
7. チェンスライダは、幅を切り詰めて付ける
8. ブレーキトルクロッドは、スイングアームにつなげても良い

• スイングアームは左右対称ではないので気をつけましょう
• アルミはやわらかいので切り過ぎに注意しましょう
• 使用するサスによってサスの太さが違うので、サスがチェンに触れないように注意してください
• ピボットシャフトが締め付ける力は、ベアリングやスイングアームではなくスペーサー類にかかるので、なるべく正確に加工してください

チェンラインの調整

• オフセット量は10ミリ前後
• オフセットドライブスプロケットに交換するのが一番簡単
• オフセットスプロケットを使う場合は、チェンがタイヤ、フレーム、サスペンション等にあたらないことを確認してください
• ドリブンスプロケットマウントを削って調整したが、削る深さは最大１０ミリくらいまでで、それ以上はオフセットスプロケットにしたほうがいい
• マウントを削った場合、スプロケット取り付けボルトのネジ山をさらに奥まで切り足し、裏側にスペーサを入れないとつけられない
• ドライブスプロケット内側に鉄ワッシャを入れることで約2mm、ドリブンスプロケットを裏返すことで約3mm、計約5mmずらせます
• チェンとサスやフレームの間隔から、タイヤは最大180ｍｍ巾がはいるかどうかだろう。
• ちなみに、750Ｓ、Ｒ750（6穴タイプ）、400Ｓのドリブンスプロケットは、ネジ穴の位置が同じなので、チェンサイズの違いを解消できる

リアブレーキトルクロッドの取付け

トルクロッド

トルクロッドの取付け

• トルクロッドをフレームにつなぐための金具を作り､それをセンタースタンド用のネジ穴を利用して固定する（センタースタンドは使えなくなる）
• トルクロッドはＲ７５０用を使う
• トルクロッドはスイングアームと平行に､キャリパーはアクスルシャフト真下にくるのが望ましい
• 市販のフローティングキットは部品ごとにバラで買えるのでそれを使ったほうが簡単だが、ロッドが排気管に干渉しないように注意
• フローティングにこだわらなければ､スイングアームにロッドの「受け」を溶接してそこへつなげてもよい

　こっちのほうが、強度的に確実だと思う↓

トルクロッドブラケット　2種類

　このようなロッドを受けるブラケットを作ります。
　市販のものは、左側のような形をしているようです。

ブラケットの取り付け方法

　こんな具合に、エンジン固定ボルトとセンタースタンドボルトでブラケットを取り付け、ここにトルクロッドを固定する。。
　この場合、エンジン固定ボルトを長いものに変更する等の必要があるでしょう。