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カタナのリアショックをリンク式モノサスに 2

GSX750S KATANA MONO SHOCK

部品の解説
Last Updated Sep.2004

GSX-R初期型

スイングアーム

GSX-R最初期型のスイングアーム
GSX-R最初期型のスイングアーム

 R750では〜87、R1100では〜89あたりまでは、この型のスイングアームです。
 リンクがスイングアーム下側につながるタイプで、リンクロッドを介さないタイプ。
 個人的には、このタイプのチェン引きが好きです。
 1100のよりも750の方が短く、カタナには合っていると思います。
 ピボット部幅は約235mm(アーム単体では228mmくらい)で、全年式ともほぼ共通するようです。750Sより10mm近く広いです。

リンクユニット

GSX-R初期型のリンク部品と寸法
GSX-R初期型のリンク部品と寸法

 中央部のスイングアームに付く部分は偏心カムが回転するので、縦横に移動します。
 ダストシールが付くと、フレーム部分は22mm→26mm、アーム部分は42mm→46mmへと厚みが増します。
 スイングアーム取り付け部分には、ニードルローラベアリングが入っています。
 フレーム取り付け部分は、ピロウボールになっています。
 数値は俺が測ったもので、あまり正確ではありません。およその目安と考えてください。

リンクとサスペンション

GSX-R初期型のリンクとサス
GSX-R初期型のリンクとサス

 リンクロッドの無い、最前期のタイプです。
 スイングアームにつながるリンク側のボルト穴が、偏心して移動するところがミソです。
 サス本体の下側取り付けボルト部分の形は、○(アイ、eye)形です。
 サスの長さ(上下ボルト穴間隔)は、85R750F(GR71F)で、290mmです。
 上側マウント部幅は30mm、下は約25mm、ボルトはM10です。
 このタイプのほうがダストシールがしっかりしていて、作りは良いです。
 また、後述する取り付けのしやすさでは、フレームマウント部分の幅が狭いこのタイプのほうが勝っています。


GSX-R中期型

フレーム側マウント

89R1100のボルトどめサスマウント
89R1100のボルトどめサスマウント

 R750は88年型から、R1100は89か90年型から、フレーム側リアサス上部マウントがボルト留めの別部品になってます。
 750JとLではボルト穴の位置が違うそうで、この部品を変えると5ミリほど車高を調整できそうです。
 96年あたりからは、車高を変えられる形になってます。ここの図を参照! 車高を調整できるといっても、10ミリ程度でしょうか。構造的にそれ以上は無理そうです。
 こんな物でも作ってもらえば1万はしそうなので、純正部品を利用しない手はありません。
 R7500・R1100の各年式とも、サス本体上側マウント部分の寸法はいずれも幅30mmで、同一のようです。
 このマウントの上下をひっくり返すとショック位置を15ミリほどずらせそうですが、ショック本体に当たってしまうので無理です。

スイングアーム

GSX-R後期型のスイングアーム
GSX-R後期型のスイングアーム

 リンクが、ロッドを介してアーム上側につながるタイプです。
 チェン引きはカタナと同タイプで、すぐサビそうでいまいちな気がします。
 アーム上側に補強のスタビライザーがあるタイプは、フレームやチェンとの干渉をチェックしなくてはなりません。
 ここ数年のタイプでは、アクスルシャフトが太くなっているので、以前のホイールを合わせるのは難しいかな。
 また、タイヤ幅が170を超えると、チェンがタイヤやフレームに接触するおそれがあります。
 94年くらい以降のピボットシャフトが太いタイプは、ピボット部分が太そうでエンジン後部と接触するかもしれません。
 この型(L型)以降やR1100のスイングアームは長いので、チェーンを延長する必要があるかもしれません。

リンクユニット

GSX-R750Jのリンクとロッド

 左はJ・K型あたりのロッドがアルミ製のもので、厚みがあるぶんリンク側のロッドを受ける部分の幅が狭くなっています(60mm)
 ベアリングが使われていますが、ダストシールではなくただのワッシャがあるだけで、こんなんでいいのかって思います。
 ロッドがアルミ製で見てくれは良いのですが、長さの違うロッドを製作する場合は下の鉄板タイプのほうが楽です。
 ボルト径は、各年式すべていっしょです。
 スペーサー径やベアリングも同じです。
 図中のリンク本体の幅は、スペーサの幅となっています。組み立て時にはサス受け部以外は、スペーサーの両端にワッシャが入ります。

GSX-R1100Mのリンクとロッド

 こちらのロッドはL型以降の鉄板ロッドで、リンク側はサスとの接触を避けるために、そのぶん広くなっています(94mm)
 このタイプのリンクを使うスイングアームは、カタナよりも少々長いので、チェーンを延長する必要があるかもしれません。
 こちらのタイプも、ダストシールではなくただのワッシャがあるだけです。
 どちらも長さと、サスペンションを受ける部分とフレームに取り付ける部分の幅は同じです。
 つまり、リンクとスイングアームをセットで使えば、両者のタイプ間では互換性があることになります。

サスペンションユニット

リアサス タンク一体式と別体式
タンク一体式と別体式

 下側マウント部分が「コの字」形のサスペンションには、左図のように2種類あります。
 タンク別体式の場合、ストラップ等のバンドでどこかにタンクを固定しなければなりません。
 一体式の場合は、上部のタンクが何かに触れないように注意が必要です(ハヤブサ用もこのタイプ)
 上下ボルト間隔は、R750油冷用が310mmでR1100が315mm、96年以降のR750は350mmで00年以降は325mmと再び短くなっているようです。
 GSX-1300Rハヤブサは、320mmです。
 中古のショックを使う場合、年式が新しいほど良いコンディションのものを手に入れやすいでしょう。
 上側幅30mm下内幅30mmは、各年式とも共通しているようです。
 GSF1200用の長さは、295〜300mmくらいのようで、最初期型のGSX-R(下側マウントがアイのタイプ)とほぼ同じ長さのはずです。

リンクとサスペンション

GSX-R後期型のリンクとサス
GSX-R後期型のリンクとサス

 リンクがロッドを介してアームにつながるタイプです。
 他の車種もみんなこのタイプになりました。
 リンクのフレーム側につながる部分とサスペンションを受ける部分の寸法は、どの年式も共通しているようですが、ロッドを受ける部分の幅やロッドの長さや厚みは数種類あります。
 少なくとも、リンクとアームを同じ型でそろえれば、各年式間で互換性があるようですが、GSX-R600やR1000、GSFシリーズは、フレーム側マウント部の幅が狭くなっているようです。
 サス本体の下側取り付け部分の形は、アイではなくコの字形です。

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5.その他の加工 6.電装品の処理 7.データと費用 8.フレーム補強


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