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カタナのリアショックをリンク式モノサスに 4

GSX750S KATANA MONO SHOCK

GSX-R リンク
.......GSX-Rスイングアーム
Last Updated Jul.29.2010

マウントの製作とフレーム溶接

冶具の製作

モノショック用治具
長さ325mmサス用治具

 まずはリンクとサスマウントの位置決めのための冶具作りから。
 リアショック上側ボルト穴・ピボットシャフト穴・リンクを受けるフレーム側ブラケットボルト穴、この3点がずれないようにします。
 シャフト穴を開けた鉄板にシャフトを通してGSX-Rのフレームに装着し、端を重ね合わせて溶接して固定。
 この3点の位置関係がずれるとせっかくのリンク効果が薄れるだけではなく、ショックがリンクやアームに接触する可能性が大きいので、注意が必要です。
 次にスイングアームのダミーを作ります。60cmほどの角パイプの片端に20mmの穴を開けてピボットシャフトに取り付けて、アクスルシャフトの高さをGSX-Rに合わせ、先に作った冶具に固定します。

モノショック用治具
こんな感じ 310・325mmサス対応

 冶具ができたらカタナのフレームにセットして、車高(リアアクスルシャフト位置)が同じになる角度で、リアショック受けとリンク受けの位置を決定します。
 3点の位置を変えた場合、サスを傾けるほどプログレッシブ効果は増しスプリングは硬くなります。立てるとその逆になりますが、サスが周囲に接触するので、傾きはほとんど変えられないでしょう。
 GSX-R750J (GR77C)のノーマルリアサス長は310ミリです。これと違う長さのサスを使う場合は、同軸(リアショック本体の芯線)上でフレーム側サス受けをずらして調整します。この調整をせずに長いサスを取り付けるとサス本体の傾きが浅くなり、スイングアームと接触する可能性が高くなります。

 このリアショック化で使用した「冶具」を、以下の条件付ですが、お貸しします。
 BBSで知らせてください。

  1. 期間は2ヶ月以内です(他に希望者がいない場合は延長可)
  2. 詳しい画像と使用した部品のリスト、費用等を、ウエッブで公開するかメール等で送ってください
  3. 保証金5000円を預からせていただきます
  4. 往復の送金手数料と送料を負担してください

上部マウントの溶接

リアサス上側マウント
リアショック上側マウント 右後ろより見る
リアサス上側マウント
リアショック上側マウント 右前より見る

リアサス上側マウント
リアショック上側マウント 組み立て後

 モダンアート風に作ってくれと依頼すると、こうなる。
 下側は単純にL形アングルで受けようと思っていたが、マウントの傾きの関係で下側は奥に引っ込んでいるために、このように複雑な形になった。力がフレームパイプの芯にかかるようにしなければなりません。
 マウントの下は空けておかないとサス本体が接触してしまうし、マウントの角度を変えても同じことが起こり得る。
 ほとんどボックス化で物入れにしたいほどだが、内部がサビやすそうなのが難点。
 うれしいことに、ここで左右のフレームをつなぐ形になるので、フレーム強度が大幅にアップします。

下部マウントの土台を溶接

リンクマウント1
組み立て前のリンクマウント

 フレームが干渉してボルト(リンクのシャフト)を差し込むことができないので、このようにマウント自体をボルト留めとした。
 センタースタンドのマウントをそのまま生かすように作ってある。このふたつのマウントの間もふさげばより強度が出るが、そうするとリンク本体と干渉してしまう。
 ちなみに、エンジンは下ろさず、チェン・センタースタンドもはずさずにすべての作業が可能でした。

組み立て式の下部マウント

リンクマウント2
リンクマウント 各クリアランスはギリギリ

 マウントをボルト留めし、リンクを取り付けたところ。
 このリンクを貫通するボルトの頭がフレームに当たり、組み立て式にしないとボルトを通すことができない。
 このマウントの位置を下げれば良さそうな気もするが、サスペンションの性格が大きく変わったり、何かが接触したりするので、難しいでしょう。
 幅の狭いリンクにして、マウントも細くすれば、解決できるかもしれません。

リンクマウント2
リンク本体・リンクロッド・排気管・トルクロッドの交錯

 画像のタイプのリンクはマウント幅64mmですが、最初期のGSX-R750/1100、GSF1200や最近のGSX-Rシリーズ等は30mmなので、それらの部品を使うという手もありますが、当然スイングアームやサスペンション、ロッド等もセットで使い、治具も作り変えねばならないでしょう。
 それらのリンクのフレーム側マウント幅はたった30mmしかないので、それでいいのかって思うけど、いいんだろうなぁ。
 そー言やぁ、ダストシールは無いんだなぁ・・・


下部マウントの改修

 組み立て式のリンクマウントだと、ボルトのゆるみなどが心配でどうも気に入らないこともあり、溶接しました。
 リンク装着時にボルトがフレームに当たる問題は、ボルトをスタッドボルトにすることで解決しました。
 うまいサイズのスタッドボルトが無かったので、全ネジの長めのボルトの頭をカットして使用してます。
 いずれは、ちゃんとしたボルトを製作する予定でいます。


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5.その他の加工 6.電装品の処理 7.データと費用 8.フレーム補強



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