GSX1300Rハヤブサ'00ステップ | |
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....... | バンディット250(GJ77A)タンデムステップ |
GSX1300Rハヤブサ'00ステップ |
カタナのスイングアームを変更すると、ブレーキやらその関連部品が接触して、スイングアームを削っちゃいます。んで、フレームの一部を切り取り、別のステップを取り付ける人が多いわけですね。
俺の場合は、ジャッキでフレームを広げてから出っ張りをちょい削り、ステップはそのままにしてました。お金がかからないし、加工が楽だからね。
が、ふと思い立ち、ステップ変えちゃおうかなぁ、ってことになったわけです。
ほら、よく言うでしょ、いい日旅立ち、思い立ったが吉日ってね。
今のバイクのステップのほとんどはほぼ垂直な面に取り付けられてますが、カタナの場合は斜めになっているフレームパイプに取り付けねばならないので、かなり角度が寝ることになります。ま、多少取り付け角度が変わっても大丈夫だとは思いますが、転倒時等の折りたたまれる角度がずれます。どうなるかは、転倒してみなければわかりません。
ステップ選定のさいには、ペダル(左右とも)・マスターシリンダ・ブレーキライトスイッチ・リターンスプリングが、ステップホルダに付いていると、加工個所が少なくなります。さらに、それらの部品がフレームパイプの後ろに隠れる位置に来ないと、スイングアームとのクリアランスが確保できないでしょう。
マスターシリンダから出て行くブレーキホースや、リザーバータンクへのホースの位置や方向も問題になるでしょう。その点で、カタナ純正のマスターシリンダは使えそうにありません。
また、ギアシフトのリンク機構が同タイプだと、面倒が無くて良いです。
後ステップを選ぶ際には、マフラーとリアサスの位置を考慮してください。
とにかく、なるべく少ない加工で済むものが楽で良いですね。
ヘルメットホルダもばっちり! |
そんなことを考えながら赤男爵で物色したところ、前側はGSX1300Rハヤブサのステップ、後ろはバンディット250(GJ77A)と言う結論に達したわけであります。両方ともほとんどの部分がアルミってとこも気に入りました。サビるとこが少ないほど良いわけです。
さっそく某オークションでゲット。
ちなみにお値段は、ハヤブサのステップが6750円、バンディット250(GJ77A)のが700円でした。
ちとハヤブサのが高いですが、ほぼサビや腐食が無い状態で、ボルト類が全部そろっててリンク機構もついてたので、無理やり納得してます。
ハヤブサのステップはラバーマウントで、ぺグにもゴムがついているので良さそうです。
バンディット250のタンデムステップは、マフラーを吊るとこが片側だけってのが気に入りました。左側には必要無いですからね。
他には、バンディット250(GJ77A)・GSX−R系・CBR・SV・TL等の前ステップが良さそうです。
塗装前の状態 |
ステップをフレームに取り付けるための金具を作ります。
9〜12mm厚の鉄板で作ればそれ自体にネジを切れるので、ナットが不必要となり、いい塩梅。
薄い鉄板で作ってナットで留める手もあるけど、鉄板を折り曲げて立体的に加工しないと強度が心配です。また、ナットを溶接しておかないとスイングアーム等が邪魔をして、ステップ装着がちょっとめんどくさそうです。
ちなみに、ハヤブサのステップ用の金具は、左右で形もボルト位置も違います。
朝もはよからバイクで鉄工所に乗りつけ、後ろ足回り等をはずした後、不必要な部分のフレームをサンダー等で切断します。ヘルメットホルダのブラケットも切断です。
ファイナルエディションでない限り、切断は必須ですね。ま、たとえファイナルと言えども、ボルトオンの専用ステップでもなきゃ、脱着式フレームの取り付けブラケット部分は切断かな。
金属粉がそこいらじゅうに飛び散るので、エンジン等は何かでカバーしておくと良いでしょう。
切断痕はサビ防止と美観のために整形しますが、削りすぎると良くないので、ちょっともっこりした状態で止めておきましょう。ちなみにこの段階で、切断時の摩擦熱により周囲の塗装はダメになります。
ついでに、旧マスタシリンダのホルダや、リタンースプリング、ブレーキライトスイッチ等のブラケット類も切断しました。
火花なんか出しちゃって、サンダーで金属削るのって楽しいですよね。ある意味、芸術的かも。
前ブラケットは、左右で形が違います |
上で作った金具を溶接します。なじみの鉄工所に頼みました。半自動溶接機でバリバリっと。
それにしても、こうやって溶接痕を見比べると、メーカーの溶接がいかにキタナイかがわかりますね。鉄工所であんな溶接してたら、仕事来ないぜ、ホントに。
まず、前右側ステップから作業開始し、それを基準に残りのステップ位置を決めて行きます。溶接時の熱で、さらに塗装はダメになります。
スイングアームの接触を避けるため、なるべく外側に溶接し、ステップが少し後ろに向かって開き気味になるようにすると良いでしょう。マスタシリンダとホースのスペースを忘れずに!
後ステップは前ステップを取り付けてから位置を決めますが、マフラー位置に合わせると前ステップと接触するので、金具を作ってマフラーを吊ることにしました。
また、サスペンションに接触しないように、注意します。
バンディット250用タンデムステップの場合、ステップ側ネジ穴を数ミリ広げたら、ヘルメットホルダはカタナのものがそのまま使えました。
薄いフレームパイプに厚い鉄板を溶接するには、注意しないと穴が開くそーです。
作業終了後、取り外した部品を元通り取り付けて帰りました。後ブレーキナシで。
10mm前後のクリアランス |
溶接する際に塗装をはがすので、まずは塗り直さねばなりません。スプレーでシュ〜っとね
マスターシリンダはホースの取りまわしに注意しながら取り付け、ペダルとシリンダをつなぐロッドを切り詰め、リターンスプリングやブレーキスイッチスプリングも長さを調整します。リザーバータンクのホースは、なんとかそのまま使えましたが、できればタンク位置を変更したいとこです。
ハヤブサのシフトロッドは、長さの調整無しでなんとか行けます(ちょっと長いような気もする)
そうそう、排気管を吊る金具も作んなきゃなりません。俺はテキトーなアルミ板で作りました。
ステップ位置は少し後ろと下方に移動したようですが、違和感はほとんど感じませんでした。
溶接の結果、右ステップがだいぶ内側に寄ってしまいスイングアームとのクリアランスが最小で5ミリ程度になってしまったので、6mm厚ほどのアルミ板でスペーサを作ってクリアランスを確保してます。ちなみにこのアルミ材は、切り落としたGSX−Rのリンク部です。とっとくもんですね。
前ステップ | GSX1300Rハヤブサ | 6,750円 |
後ステップ | バンディット250(GJ77A) | 700円 |
マスタシリンダ | スパーダ | 500円 |
工賃 | 金具製作、溶接等 | 30,000円 |
その他に、サビ止め、スプレー塗料等が必要です。
場合によっては、ブレーキ液やブレーキホース、クラッシャブルワッシャ等が必要になります。
タンデムステップ取り付け用ボルトは、得意のステンレスキャップボルトに変更しました。1本30円くらいです。
取り付け終了後、北海道へ行ってきました。
約2週間(実走行10日ほど)2500キロほど走行しましたが、現在も特に不都合は起きていません。
クツとこすれてフレームの塗装がハゲ無くなって、とても良いです。
これだから、改造はやめられない。
みんなも、やってみてねぇぇぇぇ!
次は、リンク式モノショック化かな
GSX-Rあたりを、ポ〜ンと・・・・・
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